2008年05月17日

ビート −警視庁強行犯係・樋口顕一−

「隠蔽捜査」の兄弟版という感じですね。
「隠蔽捜査」は主人公「竜崎伸也」が、ある連続殺人事件での警察庁の方針と同時期に家族が起こした問題で苦悩します。

この作品は「島崎洋平警部補」の息子二人の内一人が、ある事件の捜査と関わり、更にもう一人の息子が、その捜査で関係の有った人物が殺される直前に会おうとしていた事実が浮かび上がってきます。

警察小説というより、家族の有り方がテーマの家族小説です。

体育会系で単純且つ思い込みの激しい島崎の苦悩、このシリーズの主人公である「樋口係長」の気配り、優しさが好対照に描かれています。

仕事一筋に邁進してきて、子供との付き合い方が良く分からず家族との関係がギクシャクしている父親は少なくないと思います。

もし、そんな父親がこの作品を読めば、自らを振り返ってみるのではないでしょうか。

心温まる家族小説です。

ビート (新潮文庫 こ 42-4 警視庁強行犯係・樋口顕)
新潮社 [著] 今野 敏
ASIN:410132154X /文庫/545頁
発売日:2008-04
ランキング&評価:---位 4.5
価格:¥ 780 [2008-05-17 Amache]
4 - 今野作品のマイベスト1!
5 - 感動します。


posted by 京極恭輔 at 22:51 | 上海 | Comment(0) | TrackBack(0) | BOOK
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