2008年07月06日

パラレル

今野敏と言えば「警察小説」と思っていました。
最近読んだ「神々の遺品」、「海に消えた神々」から印象が変わってきていたのですが、武道小説、伝奇小説も得意分野だったんですね。
本作品は、その全てを味わえる贅沢な作品です。

非行少年が一瞬にして殺されるという事件が3件連続して発生したところから物語が始まります。
登場人物が実に多彩です。
少年課の巡査部長、部長刑事、武道家、衆議院議員、高校教師(暴走族初代ヘッドの元恋人)、暴走族2代目ヘッド、役小角の転生者である高校生、お祓い師。
現実主義の警察と現実離れした状況、登場人物。
この奇妙な取り合わせを、それぞれの特徴を生かしながら上手く仕上げています。
登場人物の特徴を行動や状況から描き出すのが相変わらず見事です。

著者の武道小説、伝奇小説も是非読んでみたいと思います。

パラレル (中公文庫)
中央公論新社 [著] 今野 敏
ASIN:4122046866 /文庫/372頁
発売日:2006-05
ランキング&評価:---位 3.0
価格:¥ --- [2008-07-06 Amache]
3 - はまる小説


posted by 京極恭輔 at 11:59 | 上海 | Comment(0) | TrackBack(0) | BOOK
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