2008年07月31日

イン・ザ・プール

神経科医伊良部先生シリーズの第一作です。
私の場合、「空中ブランコ」を先に読んでしまったのですが、伊良部先生のハチャメチャ度はイン・ザ・プールの方が激しいです。

古き良き時代には実際にこんな医者がいたのかもしれません。

社会も企業も伸び伸びとして生きていけない息苦しい時代になってしまいましたが、この伊良部先生シリーズが売れている理由は、現実離れしたハチャメチャから来る爽快感にあるのでしょうね。

元気が出る一冊です。

イン・ザ・プール
文藝春秋 [著] 奥田 英朗
ASIN:416320900X /単行本/269頁
発売日:2002-05
ランキング&評価:---位 4.5
価格:¥ 1,300 [2008-07-31 Amache]
4 - 患者が自分で病気を克服する神経科
4 - 型破りだけど抜け目がない
5 - 看護婦さ〜〜ん。
4 - 名医。
4 - 登場人物と一緒に癒される


posted by 京極恭輔 at 22:59 | 上海 | Comment(0) | TrackBack(0) | BOOK

2008年07月26日

空中ブランコ

能天気なのか、自然体で生きているだけなのか良く分からない伊良部総合病院の跡取り?の伊良部先生。

やることも言うこともハチャメチャ。
変な医者なのに何故か患者は拒否できず、また来たくなってしまう。
いつの間にか患者と同化して患者をリラックスさせるんですね。

読み終わったら、私自身の体の力も抜けて気が楽になりました。

色々な意味で行き詰っている人にお勧めの一冊です。

空中ブランコ (文春文庫 お 38-2)
文藝春秋 [著] 奥田 英朗
ASIN:4167711028 /文庫/282頁
発売日:2008-01-10
ランキング&評価:---位 4.5
価格:¥ 500 [2008-07-26 Amache]
5 - イン・ザ・プールのがいいかな
4 - 思わず笑い声をあげてしまいました
5 - すごい!
4 - インザプールの続編。でも、こっちの方がイイ。
5 - 「伊良部シリーズ」第二弾


posted by 京極恭輔 at 20:33 | 上海 | Comment(0) | TrackBack(0) | BOOK

2008年07月17日

陽気なギャングが地球を回す

特殊能力を持つ4人組銀行強盗の話です。

この荒唐無稽さ、理屈抜きに楽しめます。

多分、その場に居合わせた客は我に帰った時に、今のは一体なんだったんだろうと思うんでしょうね。
それほど見事な手口です。

前半に伏線として出てくる4つの内容は、読んでいて伏線だとは分かるのですが、一体銀行強盗と何の関係があるのかと思っていました。
見事です。
後半のどんでん返しも見事に決まっています。
どんでん返しがあるだろうと思って読んでいるのに全く予想できませんでした。

とにかく一度読んでみることをお勧めします。

続編も計画されているようなので楽しみです。

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
祥伝社 [著] 伊坂 幸太郎
ASIN:4396332688 /文庫/394頁
発売日:2006-02
ランキング&評価:---位 4.0
価格:¥ 660 [2008-07-17 Amache]
5 - 陽気なギャング達のコメディ
3 - 夜更かしはしたけれど
4 - 90分で読めます
4 - 友人をみれば・・・
5 - 小説を超えた!


posted by 京極恭輔 at 17:52 | 上海 | Comment(1) | TrackBack(0) | BOOK

2008年07月06日

パラレル

今野敏と言えば「警察小説」と思っていました。
最近読んだ「神々の遺品」、「海に消えた神々」から印象が変わってきていたのですが、武道小説、伝奇小説も得意分野だったんですね。
本作品は、その全てを味わえる贅沢な作品です。

非行少年が一瞬にして殺されるという事件が3件連続して発生したところから物語が始まります。
登場人物が実に多彩です。
少年課の巡査部長、部長刑事、武道家、衆議院議員、高校教師(暴走族初代ヘッドの元恋人)、暴走族2代目ヘッド、役小角の転生者である高校生、お祓い師。
現実主義の警察と現実離れした状況、登場人物。
この奇妙な取り合わせを、それぞれの特徴を生かしながら上手く仕上げています。
登場人物の特徴を行動や状況から描き出すのが相変わらず見事です。

著者の武道小説、伝奇小説も是非読んでみたいと思います。

パラレル (中公文庫)
中央公論新社 [著] 今野 敏
ASIN:4122046866 /文庫/372頁
発売日:2006-05
ランキング&評価:---位 3.0
価格:¥ --- [2008-07-06 Amache]
3 - はまる小説


posted by 京極恭輔 at 11:59 | 上海 | Comment(0) | TrackBack(0) | BOOK
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